黄昏のUtopia

愛をもとめ 永遠を歩き
明日は遠く 雲は流れて
無垢の生命 攫いゆく
愚かしい手を ほどいて

散りぬるは誰の夢 寄せては返す
さびしさに吹かれたら 泣いて
ひとひらの花のように 夕闇を仰ぎ
ただそこへ 往きたいと願う

Utopia… 苦しみのないその場所へ
Utopia… 私を導いて
ここではないどこかへ

昏れる日々に 心惑い
風は遠く 指をすり抜け
こぼれおちた 安らぎは 
いつかに見た monochrome

流るるは誰の声 儚く消える
生き急ぐかなしみを 抱いて
凍りついた幻に 貴方を感じ
ただいちど ふれたいと願う

Utopia… 奈落の闇夜さえ照らす
Utopia… はるかな時を超え
ここではない 光へ

散りぬるは 誰の夢
流るるは 誰の声
もういちど 逢えるのなら
時を超えて ここではない
愛の場所へ…